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  • 2019.12.19 Thursday

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    【公開研究会】学生を思考にいざなうレポート課題とは?

    • 2016.11.07 Monday
    • 20:07

    度々失礼します。

     

    研究分担者を務める科研にて公開研究会を開催します。

     

    以下、代表の成瀬さんの書いた案内文となります。コメンテーターは「ぜひこの方に!」と私たちが希望していた皆さまなので、とても楽しみです。おまけ(?)として私も入っていますが、がんばってわかりやすく説明したいと思います。

     

    ○公開研究会「学生を思考にいざなうレポート課題とは?」
    【日程】12月18日(日)    13:30-17:00(開場13:00)
    【会場】TKP京都四条烏丸カンファレンスセンター ホール2A
    【参加費】無料
    【定員】80名
    【申込締切り】12月14日(水)
    【主催】科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)「剽窃が困難となるレポート論題の類型化と論題に応じたルーブリックの開発」(代表:成瀬尚志)
    【申込方法】
    以下のフォームからお申し込みください。
    https://ssl.form-mailer.jp/fms/4812a670472281

    【概要】
    学生が頭を使ってレポート課題に取り組むためにはどのような工夫が考えられるでしょうか。本研究会では、学生が頭を使わないと書けないレポート論題分析を中心とした、成瀬尚志編『学生を思考にいざなうレポート課題』について検討します。

    【プログラム】
    司会:崎山直樹(千葉大学)

    13:30〜13:35    はじめに

     

    13:35〜13:50    「『学生を思考にいざなうレポート課題』の紹介」
    児島功和(山梨学院大学)

     

    13:50〜14:30  「学生を思考にいざなうレポート論題とレポート論題タキソノミー」
    成瀬尚志(京都光華女子大学短期大学部)

     

    14:30〜15:30  コメンテーターからのコメント
    コメンテーター:
    松下佳代先生(京都大学)
    伊勢田哲治先生(京都大学)
    西垣順子先生(大阪市立大学)

    15:30〜15:45    休憩

    15:45〜16:10    コメントへのリプライ 
    成瀬尚志、笠木雅史(京都大学)、児島功和
    16:10〜16:55    全体討論・質疑応答

    16:55〜17:00    おわりのあいさつ

    【書籍の紹介ページ】
    http://www.hituzi.co.jp/hituzibooks/ISBN978-4-89476-827-7.htm
    *本書は、科研費(挑戦的萌芽)「剽窃が困難となるレポート論題の類型化と論題に応じたルーブリックの開発」(代表:成瀬尚志)の成果となります。

    【会場へのアクセス】
    http://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/cc-kyoto-shijokarasuma/access/

    【お問い合わせ】
    京都光華女子大学短期大学部
    成 瀬 尚 志
    t-naruse@mail.koka.ac.jp

    【近刊】『学生を思考にいざなうレポート課題』

    • 2016.11.05 Saturday
    • 23:37

    こんにちは。

     

    今月新刊が出ます。タイトルは『学生を思考にいざなうレポート課題』(ひつじ書房)です。

     

    成瀬尚志さんを代表とする科研(挑戦的萌芽研究)「剽窃が困難となるレポート論題の類型化と論題に応じたルーブリックの開発」チームによる研究成果となります。なお本書は本科研メンバーによる章だけではなく、レポートおよび授業設計や評価に関する、石井英真先生、河野哲也先生による論考もおさめられています。

     

    どのようなレポート課題を出せばいいのか、は多くの教員が頭を悩ませる課題だと思います(私自身そうです)。本書がその悩みを解決します!とまでは言えませんが、レポート課題を出すとはどういうことか、学生に(教師が企図したように)頭を使ってもらうためにはどう課題設定をすればいいのかを振り返り、よりよいレポート課題を設定するための一助にはなると考えています。ご一読いただけると幸いです。本書をきっかけに「どういうレポート出してる?」ということを色々な方と議論できたらと思います。

     

    12月には本書に関連した公開研究会の開催を予定しています。詳細が決まりしだい、こちらでも掲載します。

     

    余談ですが、このような課題での科研ということもあり、研究会があると「授業どうしてる?」という話題になることもあり、本科研が私にとって「FD」のような役割も果たしていました。私は他の先生がどう授業をしているのかにとても興味があり、大学院生時代には非常勤講師をしている先輩にお願いをして授業見学にいきました。非常勤講師になってからは、印刷室に設置されている印刷機の横に落ちている他の先生の授業レジュメをひろい(印刷ミス等で捨てられている。ただし持ち帰ることはしません)、自分の授業前後によく読んでいました。任期付ですが専任教員になってからも他大の知人にお願いをし、授業見学をしにいったこともあります。

     

     

    大学におけるキャリア教育科目の授業例

    • 2016.04.15 Friday
    • 23:03
     前任校ではキャリア教育を担当していました。複数の科目を担当していましたが、その中でも「キャリア形成論」「ライフコース論:人生設計と生活保障」は前任校の全学共通教育科目におけるキャリア系科目の基礎となっていました。以下、そのシラバス一部となります。なお科目名は着任時に既に決まっていました。
     授業自体は、最初の15分で前回授業に対する学生の質問をB4両面にまとめ、それを配布し、その解説。次におよそ1時間は学生に問いをなげかけ、それについて考え、発表してもらう時間とそれについての質疑応答と解説(レジュメや資料を配布)、最後の15分程度が授業への質問書きといった構成にしていました。間の時間は、毎回ではありませんが、頻繁に4〜6名のグループをつくり、そこで司会を決めてもらい、その司会がグループの議論をまとめ、まとめたものを正面のホワイトボードに書いてもらうことにしていました。ホワイトボードに書いてもらうと、それぞれのグループが何を考えているのかが可視化されることと共有化が図りやすいと考えたためです。それに対して私が、それぞれのグループの議論を整理し、質疑応答し、あわせてレジュメや資料を配布し、その解説をするといった形で授業を進めていました。毎回授業をつくるときに一番悩んだのは、学生にどのような問いを投げかければいいか、です。
     前前任校でもキャリア教育科目を担当していました。その授業は学生数が少なかったため、15回授業の前半部分を文献検討にあてました(全員がレジュメを準備、それに対して毎回コメントをつけて返却)。後半部分は労働相談を行なう団体関係者へのインタビュー、もうひとつは若者支援団体関係者へのインタビュー実施を目的とし、それに向けて希望をきいたうえで学生を半分にわけ、それぞれインタビューに向けて素朴なものではありますが質問紙作成を繰り返し行なってもらいました(本当はアポイント等もやってほしかったのですが、それは私が行ないました)。そしてそれぞれのグループがインタビューを実施し、最終授業でそれについてプレゼンするという形で終えました。

    【キャリア形成論】
    ○授業のねらい
     「5年後、10年後、それより先に私たちはどのようになっているのか」という見通しを立てることが難しい世の中になっています。本授業では、このように不安定化する社会を“したたか”かつ“しなやか”に渡るために必要とされる知識を学ぶだけでなく、どうすれば“生きやすい”社会をつくっていけるのかについて探究していきます。「キャリア」はそのための重要な視点となります。具体的には、「働くこと」「学ぶこと」「社会をつくること」という三つのテーマに区分し、授業を進めます。なお、受講者数にもよりますが、グループでの作業や議論を積極的に取り入れる予定です。

    ○授業計画
    1.【第1部:なぜキャリアを問うのか】ガイダンス
    2.【第1部:なぜキャリアを問うのか】「大人になること」を問う
    3.【第2部:働くことを考える】正社員と「ブラック企業」
    4.【第2部:働くことを考える】「シューカツ(就職活動)」とは何か
    5.【第2部:働くことを考える】「フリーター」とは何か
    6.【第2部:働くことを考える】「ニート」とは何か
    7.【第2部:働くことを考える】「働かざる者食うべからず」を問う
    8.【第2部:働くことを考える】基礎所得保障制度(ベーシック・インカム)と労働
    9.【第2部:働くことを考える】働くことと社会参加の支援
    10.【第3部:学ぶことを考える】学歴と競争
    11.【第3部:学ぶことを考える】「能力がある/ない」とは何か
    12.【第3部:学ぶことを考える】大学進学の意味
    13.【第4部:社会をつくることを考える】民主主義と政治参加
    14.【第4部:社会をつくることを考える】足元からの「社会形成 」
    15.【第4部:社会をつくることを考える】全体のまとめ

    ○教科書・テキスト・参考文献等
     教科書は使用しません。参考文献は授業時に適宜紹介しますが、濱口桂一郎『若者と労働』(中公新書ラクレ)、宮本太郎『生活保障』(岩波新書)は学びの伴走者として最適でしょう。

    【ライフコース論:人生設計と生活保障】
    ○授業のねらい
     学校を出て安定的に仕事の世界を渡っていくことが難しくなり、それに合わせるようにして若者が「大人になること」の道筋は不透明になりました。端的には、現在の若者は自分たちの親や祖父母世代とは異なる人生の道筋=ライフコースを歩む可能性が高くなっているということです。本授業では、「児童期」「青年期とポスト青年期」「成人期・高齢期」という区分とそれに関連する重要なテーマを取り上げることで、受講者が自らの人生設計とそれを支える生活保障について熟考できるようになることを目的とします。なお、受講者数にもよりますが、グループでの作業や議論を積極的に取り入れる予定です。

    ○授業計画
    1.【第1部:なぜライフコースを問うのか】ガイダンス
    2.【第1部:なぜライフコースを問うのか】「自己物語」の再構築
    3.【第2部:児童期】経済格差と子育て・教育
    4.【第2部:児童期】子どもの貧困
    5.【第3部:青年期とポスト青年期】友人関係
    6.【第3部:青年期とポスト青年期】親子関係:依存と自立のジレンマ
    7.【第3部:青年期とポスト青年期】結婚と「婚活」
    8.【第3部:青年期とポスト青年期】「若者」とは誰か
    9.【第4部:成人期・高齢期】少子化の現在
    10.【第4部:成人期・高齢期】家族の介護
    11.【第5部:社会制度と生活保障】福祉国家と日本
    12.【第5部:社会制度と生活保障】家族による抑圧
    13.【第5部:社会制度と生活保障】貧困と生活保障
    14.【第5部:社会制度と生活保障】「住まい」と自立・自律
    15.【第5部:社会制度と生活保障】全体のまとめ

    ○教科書・テキスト・参考文献等
     教科書は使用しません。参考文献は授業時に適宜紹介するが、岩上真珠『ライフコースとジェンダーで読む家族』(有斐閣)、乾彰夫編『高卒5年 どう生き、これからどう生きるのか』(大月書店)が入門に最適です。
     

    【近刊】『大学評価と「青年の発達保障」』

    • 2016.04.08 Friday
    • 22:04
     大学評価学会・シリーズ「大学評価を考える」第7巻の『大学評価と「青年の発達保障」』(晃洋書房)に、「大学生活と経済的困窮」というタイトルの原稿を書きました。例えば学費を一部にせよ自己負担すること、また奨学金を受給することは大学生活にいかなる影響を与えるのか、についてです。
     
     以下、目次となります。
    ****************************************
    ま え が き「学生の育ち・学びを支える大学教育・大学政策・大学評価をめざして」
    川口洋誉(愛知工業大学)

    第1章「青年期教育としての大学教育を拓くための研究課題―発達心理学の観点からノンエリート青年の発達保障と大学教育を考える」
    西垣順子(大阪市立大学)

    第2章「大学の大衆化と大学・高等教育政策の展開」
    中嶋哲彦(名古屋大学)

    第3章「大学生活と経済的困窮」
    児島功和(山梨学院大学)

    第4章「学校と職業の間で ―短期大学教育実践報告」
    古里貴士(東海大学)

    第5章「障害学生支援の動向と展望―豊かな青年期の保障に向けて」
    金丸彰寿(神戸大学大学院生)

    あとがき
    西垣順子(大阪市立大学)
    ****************************************

     

    セネット『それでも新資本主義についていくか』

    • 2016.02.29 Monday
    • 22:51

     ファイルを整理していると、リチャード・セネット『それでも新資本主義についていくか』の自分用メモが出てきたので、掲載します。同書を分析しているわけではなく、後で内容を思い出すためだけのメモです。若者調査の過程でアイデンティティについて考えていた時に読んでいたはず。

     短期的な社会で、どうすれば長期の目標を追求できるのか。永続的な社会関係をどう維持していくのか。挿話や断章の寄せ集めのような社会にあって、人はどうすれば自己の存在証明の物語や一生の歴史を展開することができるのか。ニューエコノミーを生きるということは、そういう問題意識は持たず、場所から場所へ、仕事から仕事へと漂流する時間に身をまかせることである。(中略)短期的資本主義は彼の人間性―とりわけ、人を互いに結びつけ、互いに支え合っているという感覚をもたらす人間的特性―を腐食させるおそれがある、ということだ。(20-21頁)

     四六時中何か試されているような、それでいて自分の正確な居場所がわからない不安感。(102頁)

     人びとが賭けに打って出るのは、自負心からではなく、打って出ないと、最初から負けを認めることになるからだ。(中略)何らかの葛藤状態に直面すると、人の注意は長期的視野よりも目先の環境に釘づけになる傾向がある。(120頁)

     問題解決のために何かできることがあるという信念をなくした人は、長期的思考を無益なものとして停止してしまうことがある。(中略)「どこへも着けない」「いつも出発点」―これが、意味のなさそうな成功と向き合わされたり、努力しても報酬を得ることが不可能なことを見せつけられた人の実感である。こうした感情の動きのなかで、次第に時間が止まっていくように感じられる。(121頁)

     人間生活をこのように浅薄なものにした原因の一つは、時間の解体にある。時の矢は折られ、うち続くリエンジニアリング、ルーチンへの反感、短期志向の政治経済のなかで軌道を失っている。人びとは長続きする人間関係や、不変の目標を喪失したと感じている。私がこれまで語ってきた人びとはみな、表面的な世界の下に時間の奥行きを見つけようとしていたが、それも、現在への心配や不安を表わすほかにはなかった。(134頁)

     ほとんどの人にとって人生の大失敗といえば、長期的な意味で自分が役立たずだと思い知らされるような個人体験であろう。IBMのプログラマーたちの体験で最も感慨深く思えたのは、彼らが自分を責めたり恥じたりせずに、失敗について率直に語るようになったことであった。しかし、そこにいたるには他者の存在を必要とし、その結果、相互の距離が縮まることになった。彼らはこの偉業―こう言っても決して大げさではないだろう―を、助け合いの必要や自分たちの力不足を恥ずかしいと思わなくなって初めて、手にしたのであった。(202-203頁)

     「誰が私を必要とするのか」―今日の資本主義の過酷な挑戦に遭難した人間性の問いである。(210頁)
     

    『「若者支援」のこれまでとこれから:協同で社会をつくる実践へ』

    • 2016.02.22 Monday
    • 23:22

     若者支援全国協同連絡会編『「若者支援」のこれまでとこれから』を読みました。若者支援に関する歴史や関連制度、様々な取組を簡潔に紹介しつつ、それらとあわせて「生きづらい」私たちの社会の在りようをわかりやすく照射する好著でした。若者支援に関する本ではありますが、色々問題を抱えた私たちの社会をどう組みなおしていくのかに関する実践論であるとも思いました。
     大切なことがいくつも書かれていますが、以下は「支援」を考えるうえで(自分が)忘れないようにしたいと思った箇所です。

    ○人々の暮らしを支える三つの要素(これらの基盤が揺らぎ、奪われていることから「生きづらさ」が生じている)

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     まず、人が人として生きていく上で最も根源的な要素としてあるのが、「自分は生きていていいんだ」「ここに居ていいんだ」という、自己・他者・社会に対する基本的な信頼です。(中略)居場所確保の支援は、最初は支援者との一対一の関係を軸に展開されることが多いですが、2人だけでは「社会」になりません。支援者との間に築かれた信頼を拠りどころにしながら、他のスタッフや同じような境遇で苦しむ若者など、支援の場を共有している人々のなかに入っていき、受け入れられていくという経験を積んでいきます。(65-66頁)

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     生活基盤は、単に経済的・物理的な資源の保障にとどまりません。日常生活における「生活リズム」もまた、重要な基盤です。社会的な場を奪われるということは、その社会に付随してくるさまざまな「予定」「目的」をも奪われることとなり、生活リズムも確保しづらくなります。(中略)相談の予定があるということ、行ってもいい場所が確保されていること、待ってくれている人がいるということ。(67-68頁)

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     居場所と生活基盤が確保されていれば、なんとか最低限生きてはいけます。しかし、それだけでは「健康で文化的な」生活とは言えません。というのも、人間は社会的かつ発達的な存在であり、「誰かと共に生きる」「自己の力を発揮する」ということへの欲求もまた根源的なものとして位置づいているからです。その両者の結節点にあるのが、「誰かの役に立つ」という、社会的な次元での自己有用感です。(中略)注意しなければいけないのが、外在的な「できる/できない」という二元的評価ではなく、「どこまでできていて、何ができていないか」という、個別具体的な状況に即した教育的評価(たとえば励ましなど)が軸に据えられていなければならないということです。たとえば、外在的な視点からすると「寝たきり」とされがちな病人も、その人自身の状態に視点を置いてとらえ直せば、「目が覚めることができる」「体を傾けることができる」などと評価することも可能です。(68-70頁)

     

    「体育会系」学生の学生生活と進路を考える資料一部

    • 2016.02.07 Sunday
    • 19:13
     以下、いわゆる「体育会系」学生の学生生活や進路について考えるための資料一部です。CiNiiで見つけたものばかりです。

    ○西島央「「体育会所属大学生の学生生活と進路形成に関するアンケート」報告 : 関東地区のラグビー部とアメリカンフットボール部を事例に」
    ○束原文郎「道内私大の<体育会系>就職 : 卒業生調査の結果から
    ○束原文郎「〈体育会系〉神話に関する予備的考察 : 〈体育会系〉と〈仕事〉に関する実証研究に向けて
    ○束原文郎「‹体育会系› 就職の起源―企業が求めた有用な身体 : 『実業之日本』の記述を手掛かりとして」
    ○小野憲一「本学の体育会に所属する学生におけるキャリア意識に関する研究 ―「 大学生のキャリアと就職に関する調査」結果を通して(1) 」
    ○高峰修「体育会学生の大学・競技生活とキャリア意識に関する調査報告」
    ○栗山靖弘「スポーツ特待生の進路形成 : 高校球児の事例を通して」
    ○葛西和恵「体育会所属新規大卒者の特性―体育会学生は企業にモテるのか?」

     もう何年も前になりますが、担当していた教職課程の授業に印象的な「体育会系」学生がおり、授業後は彼とよく話をしていました(授業についていくのが難しいということ、進路について悩んでいる等々)。その話を聞きながら、彼にとって大学は、大学生活はどういう意味を持つのだろうと考えたことが体育会系学生について考えた最初ですが、研究として形にすることなく今に至っています。
     自分の最近の関心にひきつけるのであれば、西島さんが論文のなかで「スポーツ・体育推薦は、中等教育段階レベルからみれば、生徒の多様な能力を評価して、より上位の学校段階に進む方法の一つとして、例えば家庭環境による教育の格差を是正する働きをもっていると評価できる(西島編著2006)」(13頁)と書かれていることを色々な角度から考えたいというところでしょうか。

     

    【公開研究会】レポート課題において何を問うべきか?―オリジナリティが求められる論題とその評価

    • 2015.10.11 Sunday
    • 13:23
    研究分担者を務めている科研で公開研究会を開催します。

    公開研究会名「レポート課題において何を問うべきか?―オリジナリティが求められる論題とその評価

    【日程】12月5日(土曜)13時〜18時
    【場所】京都光華女子大学・聞光館253教室
    【参加費】無料
    【定員】80名
    【事前申し込み】必要→12月2日(水曜)まで。申し込みフォームはこちら→https://ssl.form-mailer.jp/fms/2ccba793391877
    【お問い合わせ】研究代表者・成瀬尚志(京都光華女子短期大学)→t-naruse【@】mail.koka.ac.jp *【@】を@に変換してください。
    【ゲスト・報告】河野哲也先生(立教大学)、石井英真先生(京都大学)。
    河野先生の業績→http://www2.rikkyo.ac.jp/web/tetsuyakono/japanese/gyouseki.html
    石井先生の業績→https://kyouindb.iimc.kyoto-u.ac.jp/j/qR9lA

    以下、本科研の代表を務める成瀬による趣旨説明となります。
    *****
    レポート課題において教員は何を問い、どのように評価すべきでしょうか。また、(学部生に対する)レポート課題においてオリジナリティを求めることは可能でしょうか。本研究会ではレポート課題において求められるオリジナリティに着目し、学生が頭を使わないと書けないレポート論題(「〜について説明せよ」などの教員が設定する指示文)とその評価について検討します。また「論題類型化ワークショップ」においては、参加者が過去に出題したレポート論題をグループでシェア・類型化し、学生が頭を使わないと書けないレポート論題について考えます。
    *****
    学生がこうだろうかああだろうかと頭を使って作成するレポートについて一緒に考えていきませんか、という趣旨です。

    皆さまの参加をお待ちしております。

     

    【近刊】居神浩編著『ノンエリートのためのキャリア教育論:適応と抵抗そして承認と参加』(法律文化社)

    • 2015.02.07 Saturday
    • 11:01

    3月に居神浩(神戸国際大学経済学部)編著の書籍が出ます(http://www.hou-bun.com/01main/01_02.html)。以下、その目次となります。なお、居神先生の「ノンエリート大学生に伝えるべきこと:『マージナル大学』の社会的意義」(『日本労働研究雑誌』No.602)は、本書の出発点といえる論文です。

    *******************************************
    まえがき

    序章:ノンエリート大学生のキャリア教育の課題:「適応」と「抵抗」(居神浩)
     社会政策論としてのノンエリート・キャリア教育論/実践的課題/市場の論理でしか語られない教育の議論/社会政策として の教育論の展開のために

    第吃堯大学におけるキャリア教育論の実践と課題:「適応」と「抵抗」の側面

    第1章:ボーダーフリー大学生が学習面で抱えている問題:実践と克服の途(葛城浩一

    第2章:やる気に火をつけろ!:読売新聞「大学の実力」調査から(松本美奈

    第3章:ノンエリート大学生の労働者の権利に関する理解:キャリア教育における労働者の権利教育の実施に向けて(林祐司

    第4章:権利を行使することの困難と希望:NPO法人「きょうと労働相談まどぐち」と労働問題講座の実践(高橋慎一・橋口昌治


    第局堯大学外部におけるキャリア支援の取り組み:「承認」と「参加」の側面

    第5章:ノンエリート大学生を対象としたキャリア教育の射程:生活実態に根差した〈キャリア教育/支援〉に向けて(児島功和

    第6章:地域若者サポートステーションによる高校アウトリーチが示唆するもの:キャリア支援と心理支援の融合の重要性(熊澤真理

    第7章:教育的アプローチによる自立支援の課題:「子どもの貧困」問題を通して(上原裕介・繁澤あゆみ

    終章:これからのノンエリート・キャリア教育の展望:「承認」と「参加」に向けて(居神浩)
     目線をより低く、より遠くへ/承認の戦略論:「サードプレイス」の創出/「参加」の戦略論:「社会」の教科書/政策論と しての見通し:「若者政策」への展開

    あとがき

    キャリア関係図書(2014年度版)

    • 2014.11.17 Monday
    • 12:57
    昨年度岐阜大学図書館の方にご協力していただき、キャリア関係図書を展示していただいたのですが、今年度もということで。

    図書館の他の蔵書等との関係もありいれていただくことが難しいものもあったのですが、私の希望を概ね反映していただきました。岐大図書館の方ありがとうございます。私は前任校でも図書館の方と共同で行なう仕事があり、また図書館でアルバイトをしていたこともあります。そこで知ったのは、とにかく司書の方を中心に図書館の方は限られた予算のなかでよりよい施設にしようと大変な努力をされている、ということです。

    以下、今年度リストです。昨年度選んだものは基本避けました。

    〇本田由紀『社会を結びなおす』岩波ブックレット
    〇岸政彦『街の人生』勁草書房
    〇中村うさぎ『こんな私が大嫌い』イースト・プレス
    〇大内裕和・竹信三恵子『「全身〇活」時代』青土社
    〇乾彰夫『若者が働きはじめるとき』日本図書センター
    〇東海林智『15歳からの労働組合入門』毎日新聞社
    〇竹信三恵子『家事労働ハラスメント』岩波新書
    〇工藤啓・西田亮介『無業社会』朝日新書
    〇稲葉剛『ハウジングプア』山吹書店
    〇渡辺峻編『大学生のためのキャリア開発入門』中央経済社
    〇湯浅誠『どんとこい、貧困!』イースト・プレス
    〇苅谷剛彦・本田由紀編『大卒就職の社会学』東京大学出版会
    〇梅崎修・田澤実編『大学生の学びとキャリア』法政大学出版局
    〇小林美希『ルポ職場流産』岩波書店
    〇上西充子・川喜多喬編『就職活動から一人前の組織人まで』同友館
    〇小林美希『ルポ“正社員”の若者たち』岩波書店
    〇遠藤公嗣編『個人加盟ユニオンと労働NPO』ミネルヴァ書房
    〇乾彰夫編『高卒5年 どう生き、これからどう生きるのか』大月書店
    〇田中秀臣『偏差値40から良い会社に入る方法』東洋経済新報社
    〇牛久保秀樹・村上剛志『日本の労働を世界に問う』岩波ブックレット
    〇熊沢誠『若者が働くとき』ミネルヴァ書房
    〇中原淳・溝上慎一編『活躍する組織人の探求』東京大学出版会
    〇溝上慎一・松下佳代編『高校・大学から仕事へのトランジション』ナカニシヤ出版
    〇児美川孝一郎編『これが論点!就職問題』日本図書センター
    〇佐藤博樹・永井暁子・三輪哲『結婚の壁』勁草書房
    〇岩上真珠編『〈若者と親〉の社会学』青弓社
    〇牟田和恵編『家族を超える社会学』新曜社
    〇石田光規『孤立の社会学』勁草書房
    〇石黒格・李永俊・杉浦裕晃・山口恵子『「東京」に出る若者たち』ミネルヴァ書房
    〇多賀太編『揺らぐサラリーマン生活』ミネルヴァ書房
    〇キャサリン・S.ニューマン『親元暮らしという戦略』岩波書店
    〇久保田裕之『他人と暮らす若者たち』集英社新書
    〇エリック・ブライシュ『ヘイトスピーチ』明石書店
    〇『現代思想:就活のリアル』青土社

     

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