スポンサーサイト

  • 2019.09.06 Friday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -

    書くこととその基盤に関する研究(試行錯誤中)

    • 2019.09.06 Friday
    • 22:49

    こんにちは。

     

    研究の紹介をします。話はいきなり飛びますが、ブログの文体がいまだに定まらない…どうしたものか…という悩みはいったん脇におき、私の研究紹介ではなく勤務先で教学IR担当の石川先生の仕事を紹介したいと思います。

     

    私は、学部所属ですが、実際の仕事は学習・教育開発センターという教育改善・改革組織のものがメインになっています。例えば、「総合基礎教育科目」という非・学部専門科目のカリキュラムを考えたり、「基礎演習機廚箸い初年次科目(大学生活に慣れることや基礎的なライティング能力育成を目標とする初年次ゼミ)のテキストやルーブリックを作成したり、自分がそれら授業を実際担ったりしています。それ以外にもあれこれあれこれ担っています(ファーストを守っていてもレフトにボールが飛び、「とってください」と指示あればとりに走ります)。

     

    「基礎演習機廚任蓮⊂論文(A4で1〜2枚程度)を初年次学生全員が書き、提出し、その中から優秀なものを選考委員の教員がルーブリックを用いて評価し、表彰する「小論文コンテスト」という仕組みもあります。

     

    教学IR担当の石川先生は、この「基礎演習機廚亡悗垢觚Φ罅丙埜紊里發里呂海亮業だけを対象にしたものではありませんが、関連するのであげました)を積みあげています。以下のものです。

     

    ■石川勝彦・児島功和・青山貴子(2017)「初年次ゼミの学習到達度を左右する要因の探索 : 決定木分析を用いた試み

    ■石川勝彦・児島功和(2018)「初年次ゼミの学習を促進するクラス環境 : クラス環境と学生の特性との相互作用に注目して

    ■石川勝彦・児島功和(2018)「識別力を重視したライティングルーブリック開発の試み : 分散分析を用いた特異項目機能分析

    ■近藤裕子・石川勝彦(2019)「多因子からなる小論文評価ルーブリック作成の試み

    ■石川勝彦(2019)「SAからのサポートが初年次における学修成果に及ぼす影響

    ■石川勝彦(2019)「初年次ゼミにおけるSAの実働実態とやりがいの構造

    ■石川勝彦(2019)「初年次ゼミにおけるクラス風土、SA、授業デザインの相互関係 : 交差遅れモデルによる検討

    ■近藤裕子・石川勝彦(2019)「学生のレポートライティングへの課題意識と初年次ライティング指導への期待の関連

     

    全ての内容をここで紹介することはできませんが、「ライティングスキル」に関する成長実感に強い影響を与えているのはなにより授業の雰囲気、具体的には学生が授業において人格的に尊重されていると感じているかどうかである、との知見も示されています。これはあくまで議論を単純化した説明ですが、他にもさまざまな角度から授業が分析されています。

     

    ぜひ、ご一読ください。

    研究時間なかなかとれないから勉強会をやることにしました

    • 2019.08.15 Thursday
    • 12:18

    こんにちは。

     

    研究者同士が会うとだいたい「忙しい。研究時間をとるのが難しい」という話になる。そういえば、最近英語圏で初期キャリアにある研究者の「オーバーワーク」問題等に関する記事も読んだ。

     

    自分も「研究時間を取るのが難しい」と悩む一人だ。日々試行錯誤している。タイムマネジメントに関する本をいくつも読んだり(例えばジェイク・ナップ+ジョン・ゼラツキー『時間術大全』ダイヤモンド社)、“チャーリー”こと鈴木謙介先生のブログ記事「「自分の仕事」がいつも後回しになる理由)を読んで時間管理アプリであるtoggleを導入したり、菅野仁先生の『18分集中法』(ちくま新書)で言及されている集中法を取りいれたり等、とにかくよさそうと思ったものは何でもやってみている。

     

    それらによってどれだけ時間を効率的に使えるようになったかは正直よくわからないが、ともかく時間とコストの関係を強く意識するようになったのは間違いない。

     

    が、それだけで研究時間が増えるわけではない。教育もちゃんとする必要があるし(授業準備、授業実施、課題をLMSにアップ、学生とのコミュニケーションツールである「大福帳」に毎週コメントを書いて返却、授業でコンピューターを使う必要があればその教室予約、授業の合間の学生面談等など)、学内業務もそう。学習・教育開発センターという教育改革・改善に関する企画・運営を主に担う組織の副センター長という立場でもあり、その業務もある。自分にとってこの業務が一番重く、業務量も多い。「夏休みって先生なにしてんの?暇でしょ?」と学生に言われたこともあるが、授業がないという意味では確かにそのぶん時間が増えるのだが、この時期まで成績をつけたり、学生の提出物に関する連絡をしたり、次年度に向けた業務が既に動いており、それをあれこれとしている。勤務先の場合9月初旬に教授会があり、そこから実質的に後期スタートなので、「夏休みっぽい」のはお盆から8月終わりまでとなる。ともかく、あれこれ業務をしていると、研究時間がなくなっていく(研究も業務ではないか?と問われるとそうで、この問題はきわめて大きいと考えているが、いったん脇に置く)。教育も学内業務もちゃんとする必要があるが、研究もしたいのだ。どうすればいいのか。

     

    私がなんとか研究者でいることが出来ているのは、科研の研究仲間のおかげという面が大きい。ありがたいことに複数の科研の分担者、連携研究者となっている。科研の研究会が終わると自分の不勉強さを痛感して落ち込むときも少なくないが、「やはり研究はオモロイな」という気持ちになり、気分が高揚する。正直この業界にいてシンドイと思うことも多々あるが、研究仲間と研究についてあれこれ会話をする楽しさが自分を情緒面で支えている。そして、科研関連の書籍執筆、論文執筆、調査実施、調査計画等などの予定(締切)があるおかげで、“強制的”にどこかに研究の時間を差し込む必要が生じ、研究することができている。

     

    とはいえ、科研・科研仲間に助けられた形ではない形で研究モードにもっていくようにしたいとの気持ちがあり、数ヶ月前から勉強会を主催している。最初はオフライン(対面式)でだけ行なっていたが、最近はオフラインとオンライン併用でやっている。今まで勉強会なり読書会なり研究会なりはその場にみんなで集まってやるものと思っていたが、skypeやzoom等を使えばオンラインでもやれると気づき、活用している。いわゆる「研究大学」勤務の研究者であれば学内の同僚や大学院生、あるいは近隣地域の研究者と集まって研究会を開催したり(もちろん最近はそれも難しいと思う)、大学院の授業で専門書を読むことが出来るのかもしれないが、私のように「地方」の(教育を重視する)中規模大学勤務ではそれが難しい。また同じような研究背景をもち、仲も良かった(と私が勝手に思っている)竹端先生が転出した影響が大きく、学内で仕事を離れた研究の話をざっくばらんにする同僚がいなくなってしまったこともあった。そうした状況を、オフライン+オンライン併用勉強会によりある程度打開できたと感じている(竹端先生にご参加いただくこともあり)。

     

    勉強会で何を読んできたのかというと、例えば、Mario Luis Small「'How many cases do I need?: On science and the logic of case selection in field-based research'」、稲葉振一郎『社会学入門・中級編』(有斐閣)等である。ハンドアウトは、私ともう一人レギュラー参加の先生が基本的に作成している。

     

    研究者が教師として教壇に立つのが大学という教育機関の特色のはずだが、多くの大学で働く〈研究者=教師〉にとって研究することは難しくなる一方だ。所属機関批判だと思われたないので急いで付け加えておくと、勤務先の担当コマ数は私学としては多いほうではないし、研究費も平均レベルではないかと思われる。先日、知人に「もし休みがとれたら何したい?」と聞かれて「本(専門書)をゆっくり読みたい」と答えたら「それ休みじゃないじゃん」と言われたが、同じように答える研究者も多いのではないか。オフライン+オンライン勉強会は自分にとって「研究時間がとれない」という状況を僅かながら変える試みになっている。「その勉強会をする時間もないんだよ!」という方もおられるとは思うけれど。

     

    だから、「みなさんやってみてください!」と主張したいわけではなく(それぞれに固有の事情があるので)、私はこう模索しているというだけの記事です。近いうちに、小熊英二『日本社会のしくみ』(講談社現代新書)を読みます。その後は久保明教『ブルーノ・ラトゥールの取説』(月曜社)予定。いつか著者の方を勉強会にお呼びしてお話いただくこともできたらと思っている。

     

    【追記 曚海Δ笋辰峠颪と、科研にしろ勉強会にしろ、研究仲間の存在やそれに結びついた約束や締切が、情緒的かつ道具的に自分の研究活動を支えているとあらためて感じる。

     

    【追記◆曚匹工夫しても研究時間を【全く】確保できないという状況ではないのだろう。そういう意味でこのタイトルは正確ではなく、「研究モードに入るのが難しい状況があるから勉強会をやることにしました」のほうが正確かもしれない。

     

    *あくまで勉強会は「インプット」の試み・時間であって、論文執筆「アウトプット」の時間をどうよい形で析出するかは違う形で模索中。

    研究業績

    • 2019.08.15 Thursday
    • 10:47

    *逐次更新します。

    【著書】

    1.樋口明彦・上村泰裕・平塚眞樹編著『若者問題と教育・雇用・社会保障―東アジアと周縁から考える』(20113/法政大学出版局)執筆箇所:7章「‘下位大学’の若者たち―学習の意味と社会的ネットワークpp.157-182
     

    2.石戸教嗣・今井重孝編著『システムとしての教育を探る―自己創出する人間と社会』(20116/勁草書房)執筆箇所:3章「教育関係pp.49-6014「〈学校から仕事へ〉の移行と教育システムpp.232-246、キーワード「職業教育」p332
     

    3.乾彰夫編『高卒5年 どう生き、これからどう生きるのか』(2013年7月/大月書店)執筆箇所:7章「若者は大学生活で何を得たのか?―大学生活の構造とその意義」pp.247-279

     

    4.溝上慎一・松下佳代編『高校・大学から仕事へのトランジション』(2014年4月/ナカニシヤ出版)執筆箇所(共著):7章「後期近代における〈学校から仕事への移行〉とアイデンティティ―「媒介的コミュニティ」の課題」pp.215-236

     

    5.居神浩編『ノンエリートのためのキャリア教育論』(2015年2月/法律文化社)執筆箇所:5章「ノンエリート大学生を対象としたキャリア教育の射程−生活実態に根差した〈キャリア教育/支援〉に向けて」pp.125-147

     

    6.シリーズ「大学評価を考える」第7巻編集委員会編『大学評価と「青年の発達保障」』(2016年5月/晃洋書房)執筆箇所:第3章「大学生活と経済的困窮」pp.47-62

     

    7.成瀬尚志編『学生を思考にいざなうレポート課題』(2016年12月/ひつじ書房)執筆箇所:第2章「論証型レポートについて考える」pp.15-39、第3章「レポート論題の設計」pp.41-78

     

    8.藤本夕衣・古川雄嗣・渡邉浩一編『反「大学改革」論―若手からの問題提起』(2017年6月/ナカニシヤ出版)執筆箇所:第7章「居住の移行と大学生活」pp.117-130

     

    9.乾彰夫・本田由紀・中村高康編『危機のなかの若者たち―教育とキャリアに関する5年間の追跡調査』(2017年9月/東京大学出版会)執筆箇所:12章「大学大衆化時代の学びと生活」pp.267-288

     

    10.植上一希・寺崎里水編『わかる・役立つ 教育学入門』(2018年9月/大月書店)執筆箇所・第4章「貧困世帯の子どもと学校」pp.38-49

    【学術論文(翻訳含む)】

    1.映画という教育問題―大正期における規制と利用をめぐって」(単著/20053/東京都立大学人文学部『人文学報』359
     

    2.意味の社会的生成―ルーマン理論を手がかりとして」(単著/20073/首都大学東京都市教養学部人文・社会系/東京都立大学人文学部教育学研究室『教育科学研究』22)
     

    3.明日を模索する若者たち―高卒3年目の分岐:「世界都市」東京における〈学校から雇用へ〉の移行過程に関する研究」(共著/20073/首都大学東京都市教養学部人文・社会系/東京都立大学人文学部教育学研究室『教育科学研究』22
     

    4.大学生の就職活動のインタビュー分析」(共著/20083/首都大学東京都市教養学部人文・社会系/東京都立大学人文学部『人文学報』396
     

    5.〈再著述〉としての成長とそのコミュニケーショナルな条件―ナラティヴ・セラピーを手がかりとして」(単著/ 20083/首都大学東京都市教養学部人文・社会系/東京都立大学人文学部教育学研究室『教育科学研究』23)
     

    6.教育経歴・キャリア形成の分岐点としての高校」(共著/20093/日本教育学会特別課題研究「変容する青年期に関する総合的研究」並びに日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究A)(研究代表者 乾彰夫)「大都市における若年者の教育・職業の移行とキャリア形成に関するコーホート調査」報告書)
     

    7.若者の移行過程における大学経験―『下位校』大学の学生を中心に」(単著/20093/日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究A)(研究代表者 船橋晴俊)「公共圏の生成と規範理論の探求」報告書)
     

    8.「「新時代」を働き・生きる若者たち:高卒5年目の人生経路―「世界都市」東京における<学校から雇用へ>の移行過程に関する研究」(共著/20093/首都大学東京人文・社会系/東京都立大学人文学部教育学研究室『教育科学研究』24
     

    9.若者の移行における困難の複雑性―就労および家族問題に着目して」(共著/20103/首都大学東京都市教養学部人文・社会系/東京都立大学人文学部『人文学報』426
     

    10.〈大人への移行〉過程を捉える分析視角の検討―「移行の長期化」をめぐる議論を手がかりとして」(共著/20113/首都大学東京人文・社会系/東京都立大学人文学部教育学研究室『教育科学研究』25
     

    11.共によりよく学ぶこと―学生の成功を助ける学習コミュニティのインパクト」(翻訳/20113/首都大学東京人文・社会系/東京都立大学人文学部教育学研究室『教育科学研究』25
     

    12.若者の〈社会へのわたり〉と家族問題」(共著/20116/全国高校生活指導研究協議会編『高校生活指導』189
     

    13.Accounting for the early labour market destinations of 19/20-year-olds in England and Wales and Japan(共著/20122/Journal of Youth Studies 15;1
     

    14.高等教育の大衆化時代における『新しい不平等』日英の若者移行調査比較から」(共著/20123/日本教育学会特別課題研究「若者の教育とキャリアに関する調査」並びに日本学術振興会科学研究費補助金(基盤A)(研究代表者 乾彰夫)「若年者の教育・職業の移行とキャリア形成に関するコーホート研究」報告書)
     

    15.“Identity and the Transition from School to Work in Late Modern Japan : strong agency or supportive communality ?”(共著/2012年12月/Research in Comparative and International Education 7;4)
     

    16.「「ノンエリート大学生」の教育と支援」(単著/2014年3月/教育科学研究会編『教育』2014年4月号)
     

    17.「階層と教育からみる若者の移行過程」(単著/2014年8月/日本教育学会特別課題研究「若者の教育とキャリアに関する調査」並びに日本学術振興会科学研究費補助金(基盤A)(研究代表者 乾彰夫)「若年者の教育・職業の移行とキャリア形成に関するコーホート研究」報告書)

     

    18.「初年次ゼミの学習到達度を左右する要因の探索―決定木分析を用いた試み」(共著/2017年3月/山梨学院大学生涯学習センター紀要『大学改革と生涯学習』第21号)

     

    19.「働くことの不安定化とキャリア教育実践」(単著/2017年3月/山梨学院大学経営情報学研究会『経営情報学論集』第23号)

     

    20.「「大衆化した大学」におけるキャリア教育実践の分析」(共著/2017年3月/『大学教育研究ジャーナル』第14号)

     

    21.「高等教育機関における新しい「専門職」―政策・市場・職能の観点から(共著/2017年3月/『大学教育研究ジャーナル』第14号)

     

    22.「大変だけど成長につながる専門学校生の学び」(単著/2017年12月/ベネッセ教育総合研究所「専門学校生の学習と生活に関する実態調査」)

     

    23.「初年次ゼミの学習を促進するクラス環境―クラス環境と学生の特性との相互作用に注目して」(共著/2018年1月/山梨学院大学法学研究会『法学論集』第81号)

     

    24.「識別力を重視したライティングルーブリック開発の試み」(共著/2018年3月/山梨学院大学経営情報学研究会『経営情報学論集』第24号)

     

    25.「「意味のある授業」をつくる模索―ふたりの大学教員の試み」(共著/2018年5月/教育科学研究会編『教育』2018年6月号)

     

    26.「大学における新しい専門職のキャリアと働き方―聞き取り調査の結果から」(共著/(2018年10月ウェブにて早期公開)/大学改革支援・学位授与機構『大学評価・学位研究』第20号)

     

    27.「「第三の領域」における教職員についての一考察―学生支援、男女共同参画、地域貢献に関する職種を事例として」(共著/2019年3月/山梨学院大学経営情報学研究会『経営情報学論集』第25号)

     

    28.「「新しい専門職」として大学で働き続けたいのは誰か―任期の有無と仕事満足度に着目して」(共著/2019年5月/大学教育学会『大学教育学会誌』第41巻第1号)

    【学会報告】

    1.個別化・不安定化する若者の移行とネットワーク―高卒3年間の経年的インタビュー調査を通して(共同/20078/日本教育学会第66回大会一般研究発表/慶応義塾大学)
     

    2.高校生活と進路選択」(共同/20088/日本教育学会第67回大会特別課題研究/佛教大学)
     

    3.若者の移行における困難の複雑性―仕事・家族・アイデンティティ」(共同/20098/日本教育学会第68回大会一般研究発表/東京大学)
     

    4.移行過程の変容における成人期の再定位―“Emerging Adulthood”論を手がかりに(共同/20108/日本教育学会第69回大会テーマ型研究発表/広島大学)
     

    5.日本とイギリスにおけるコーホート調査からみえる若者の現状―雇用・学校経験・家庭背景に着目して」(共同/20118/日本教育学会第70回大会特別課題研究/千葉大学)
     

    6.「大学における「生活指導」の不可避性と困難」(招待・単独/2013年9月/日本生活指導学会第31回研究大会課題研究/和歌山大学)
     

    7.「大学進学は若者に何をもたらしたのか?―質的・量的調査による分析を中心として(招待・単独/2014年3月/大学評価学会第11回大会第2分科会「発達保障」テーマ/山梨大学)

     

    8.“How do social class and education affect youth transition in Japan-Youth Cohort Study of Japan”(共同/2014年7月/VXIII ISA World Congress of Sociology 2014/パシフィコ横浜)

     

    9.「レポート論題タキソノミーー剽窃が困難となる論題分析」(共同/2016年6月/大学教育学会第38回大会/立命館大学)

     

    10.「第三の領域に属する教職員養成の政策実施過程――分野を横断しての事例分析」(共同/2017年5月/日本高等教育学会第20回大会/東北大学)

     

    11.「レポート論題と評価の種類」(共同/2017年6月/大学教育学会第39回大会/広島大学)

    【その他報告】
    1.「岐阜大学における課題解決型長期インターンシップについて」(共同/2014年3月/大学教育改革フォーラムin東海2014/名古屋大学東山キャンパス)

     

    2.「レポート課題において何を問うべきか―レポート論題に関するアンケート調査から」(共同/2016年3月/第22回大学教育研究フォーラム/京都大学吉田キャンパス)

     

    3.「レポート論題タキソノミー―論題のスコープに着目して」(共同/2017年3月/第23回大学教育研究フォーラム/京都大学吉田キャンパス)

     

    4.「初年次ゼミの学習到達度を左右する要因の探索(共同/2017年3月/第23回大学教育研究フォーラム/京都大学吉田キャンパス)

     

    5.「レポート論題を分析する―論題のタイプ化に向けた制約条件の検討」(共同/2019年3月/第25回大学教育研究フォーラム/京都大学吉田キャンパス)

     

    【科研費】

    1.【2007〜2009年度】大都市部における若年者の教育・職業の移行とキャリア形成に関するコーホート調査(基盤研究(A))(研究代表者:乾彰夫)児島は連携研究者

     

    2.【2010〜2013年度】若年者の教育・職業の移行とキャリア形成に関するコーホート研究(基盤研究(A))(研究代表者:乾彰夫)児島は研究分担者

     

    3.【2014〜2016年度】若者の教育とキャリア形成に関するパネル調査の詳細分析と国際比較(基盤研究(B))(研究代表者:乾彰夫)児島は研究分担者

     

    4.【2015〜2017年度】剽窃が困難となるレポート論題の類型化と論題に応じたルーブリックの開発(挑戦的萌芽研究)(研究代表者:成瀬尚志)児島は研究分担者

     

    5.【2016〜2018年度】専門学校教員の「職業的アイデンティティ」‐「役割認識・専門性認識」に着目して(基盤研究(C))(研究代表者:植上一希)児島は研究分担者

     

    6.【2016〜2019年度】高等教育新興プロフェッションの養成メカニズムに関する実証的研究(基盤研究(C))(研究代表者:二宮祐)児島は研究分担者

     

    7.【2019〜2021年度】専門学校教員のキャリア形成過程の類型化(基盤研究(C))(研究代表者:植上一希)児島は研究分担者

     

    8.【2019〜2022年度】効果的な評価を可能にするレポート論題についての実証研究(基盤研究(C))(研究代表者:成瀬尚志)児島は研究分担者

     

    「イギリスのユースワーカーと考える、子ども・若者が育つ場づくり」

    • 2019.07.08 Monday
    • 22:52

    自己紹介、研究業績の更新以外では久しぶりの投稿です。

     

    私が連携研究者を務めている科研「若者支援における『場』の教育的価値―ユースワークの日欧比較」(研究代表者:平塚眞樹)でセミナーを開催します。

     

    イギリスからユースワーカーをお招きして、どうすれば子ども・若者が育つ「場」を作れるのか、そもそも若者支援の仕事とはなにか・どうあるべきかを一緒に考えようというセミナーです。通訳付き、事前申し込み不要、入場料なしです。札幌(北海道大学人文・社会科学総合研究棟(W棟)410教室)東京(品川区役所第三庁舎6階講堂)京都(京都市中央青少年活動センター)で開催します。みなさま、ぜひご参加ください!

     

    問い合わせ先メールアドレス:youthwork[アット]mbr.nifty.com

    *[]を@に変えてください

     

     

     

    なお、本科研のこれまでの成果として『若者支援の場をつくる』というジャーナルを刊行しています(kindle版で300円)。Amazon掲載の紹介文は以下のとおりです。

    ***

    本書は、実践者と研究者からなる「若者支援とユースワーク研究会」を母体に企画・執筆された、「若者支援」と呼ばれる現場で働く実践者や、広くその世界に関わる人たちの学びの媒体(メディア)になること、そして若者支援実践の社会的価値や承認を広め高める「場」になることをめざしている。

     

    本書で表しているのは、国内における「若者支援」実践、そして欧州でユースワーク(Youth Work)と呼ばれてきた実践の記録(ストーリー)である。日本における「若者支援」の世界では、いわゆる「書類」書きや「成果」を表す仕事は山ほどありながら、実践や現場の紆余曲折のプロセスを丁寧に描く取り組みは必ずしもまだ豊富にない。


    私たちは、イギリスのユースワーカーたちが、ユースワークの存亡の危機に立たされた時に、ストーリーテリング(Story-telling)の手法で、ユースワークの本質や価値を自ら表し、世に問うてきた経験を学んだ。そこでは、実践者が互いに実践を語り合い、聴き合う、そのプロセスを通じて、実践を表す言葉を見つけ出していた。本書は、日本の「若者支援」の世界でも、実践者が実践を描き、読み合うプロセスを通じて、自らの言葉と表現で、この世界の価値や意味を世に伝えていくことをめざして刊行された。


    第1号となる本書では、研究会メンバーでもある日本の実践者2人による若者支援実践の記録を掲載するとともに、本書の着想を得たIn Defence of Youth Work(イギリス)が刊行したThis is Youth Work(2012)という冊子から3点の実践ストーリーを翻訳し、コメントも付した。あわせて、イギリス同様に研究会で頻繁に訪れて学んできたフィンランドにおけるユースワーク現場の叙述も試みた。後半では、‘実践者が実践を描く’意味について、研究者の視点から考察をおこなった。

     

    本研究会では、今後も伝えたい実践のストーリーを国内外から集め、第2号以降を刊行したいと考えている。本誌を読んでくださった方々の中から、次のStorytellerが現れてくれることを願っている。

    ***

     

     

     

     

    自己紹介

    • 2019.07.08 Monday
    • 21:03

    法政大学社会学部社会学科卒業東京都立大学大学院(現・首都大学東京)人文科学研究科教育学専攻博士課程単位取得退学


    都留文科大学や法政大学、大妻女子大学、日本体育大学女子短期大学部、富士吉田市立看護専門学校で教職関係の授業(教育原理、教育社会学、教育課程論、教育方法論、教育学)を担当していました。

    2011年6月から2012年12月末まで日本社会事業大学の特任助教。日本社会事業大では「キャリアデザイン」というキャリア教育科目を担当。2013年1月からは、岐阜大学特任准教授(所属:キャリアセンター、兼任:教養教育推進センター)。2013年12月から組織改編により、岐阜大学教育推進・学生支援機構キャリア支援部門の所属となりました。岐阜大学では「キャリア形成論」「ライフコース論」「社会の多様な働き方」等キャリア教育科目を担当。学生のボランティアコーディネートもしていました。2015年4月からは山梨学院大学特任准教授(テニュアトラック)。経営情報学部教員であると同時に、学習・教育開発センターの事務長・研究員として授業・教材開発(特に初年次教育)等を担当。複数の学部の1年生必修科目となる「基礎演習機廚離謄スト(主としてアカデミック・ライティングに関するワークシート形式テキスト)を作成。授業は「基礎演習」「基礎演習」「キャリア・デザイン」「キャリア・デザイン」を担当。2018年4月より山梨学院大学准教授学習・教育開発センター副センター長になりました。2019年4月には経営情報学部と現代ビジネス学部の統合により経営学部所属。


    大学院では、教育哲学・思想史、教育史、中等教育・青年期教育を専門とする教員のゼミ(研究室)に所属していました。近年は、主に若者が学校でなにを学び、何を支えとしながらどのように不安定化する社会をわたっているのかについての実証研究、大学大衆化時代における大学教育や学生生活の実態把握、大学教職員研究、ライティング教育・指導やキャリア教育について研究をしています。2016年度に研究分担者を務めた科研は、「剽窃が困難となるレポート論題の類型化と論題に応じたルーブリックの開発」(代表:成瀬尚志)、「高等教育新興プロフェッションの養成メカニズムに関する実証的研究」(代表:二宮祐)、「専門学校が養成する「能力」に関する検討:教員への量的・質的研究を中心に」(代表:植上一希)です。


    まだまだ勉強中です。どうぞよろしくお願いいたします。
     

    児島 功和(こじま・よしかず)
    メールアドレス:kojimay26[at]gmail.com

     

    学生が「教育社会学」の授業で作成した問題

    • 2017.11.29 Wednesday
    • 22:23

    部屋を掃除していると、本棚の奥から「教育社会学期末レポート」なるクリアファイルが出てきた。ファイルを開けると、何年も前に自分が担当していた教職課程の授業(教育社会学)の期末レポートが出てきて、あらためて読むとどれも面白かった。

     

    何をテーマとするレポートを出すべきか当時とても悩んでいて、あれこれ考えたあげく、「そうだ、この授業の内容を踏まえて、学生自身にこの授業の試験問題を考えてもらおう」ということになり、学生には試験問題とその模範解答を作成・提出してもらうことにしました。

     

    以下、学生自身が作成した三つの問題です。文のねじれや表現で少し気になるところもありますが、そのまま引用します。なお、´は同じ学生が作成した問題です。

     

    **********

    ー業内で扱った志水宏吉の第三章「学力の基礎はどう形作られるか」(『学力を育てる』岩波書店、2005年)の中では、イギリスの教育社会学者B.バーンスティンの「言語コード論」が取り上げられている。彼は実証研究を積み重ね、“話し言葉の表出を規制する原理”と説明される「言語コード」という考えを導き出した。さて、言語コードは「精密コード」と「限定コード」に分けられるが、それぞれについて簡潔に説明せよ。

     

    ⊃靴燭忙纏を始めても辞職、あるいは何らかの理由で解雇され、ホームレス生活を送らざるを得ない人がいる。このような人たちを表わす問題を「意欲の貧困」と呼んでいるが、(1)「意欲の貧困」とはどのような状態のことを指しているのか。簡潔に説明しなさい。(2)また「経済的困窮」と「意欲の貧困」にはどのような関係があるのか。具体的な“溜め”の例を挙げながら説明しなさい。

     

    授業内で扱った広田輝幸の『日本人のしつけは衰退したか』では、子どものしつけの担い手としての、家族・地域共同体・学校の三者関係は、戦後の日本社会で大きく変化してきたことが述べられている。どのように変化していったのか、下記の単語を最低一回以上使用しながら述べよ。

     

    地域共同体 学校 家族 パーフェクトチャイルド パーフェクトマザー 責任 従属

    **********

     

    例えば、○○を踏まえて△△に関する理解が■■に到達しているかどうかがわかるように作問しなさい、というほど詳細な指示はしていなかったので、基本的には〈覚えている/覚えていない〉という次元での理解を問う問題文ではありますが、どれも決して簡単に解答できるわけではないように思います。

     

    学生自身が作問し模範回答も作成するというレポート課題を出したとき、学生たちは戸惑っていましたが、提出後に話を聞いてみると、結構面白がってやってくれたようでした。上記の問題が「最高」と言いたいわけではなく、またこのような課題が最適と考えているわけでもありませんが、「論題」を工夫すれば、学生はこちらが想像した以上に考えてくれるのだな、と感じたということです。

     

    本とファイルでぐちゃぐちゃになった本棚を整理すると、たまにはよいこともあります。

     

     

    大学教育学会の課題研究集会で報告します

    • 2017.11.11 Saturday
    • 00:37

    久しぶりの投稿になります。

     

    「広報支援」です。そればかりです!

     

    本年12月3日(日曜)に関西国際大学で行なわれる大学教育学会の課題研究集会にて、分担者を務める科研「高等教育新興プロフェッションの養成メカニズムに関する実証的研究」(研究代表者:二宮祐)のチームが報告します。とはいっても、私は業務があり残念ながら参加できませんが、二宮祐先生、浜島幸司先生、小島佐恵子先生が報告します。

     

    報告タイトル:「第三の領域」における教職員のキャリア形成

     

    大学をめぐる社会状況の変化およびそれに対応した大学改革の推進により、従来の教員でもなく従来の事務職員でもない専門的業務を行なう「職員」(「第三の領域」における教職員)が増加傾向にありますが、その実態把握は十分とはいえません。本科研では特にファカルティ・デベロッパー(FDer)、キャリア支援担当者、インスティューショナル・リサーチ(IR)担当者、リサーチ・アドミニストレーション(URA)担当者、産官学連携コーディネート担当者に焦点をあて、研究を積みあげてきました。例えば、次の論文「高等教育機関における新しい「専門職」」(大学教育研究ジャーナル第14号)をご参照ください。

     

    今回の大学教育学会での報告は、学会でも今回初となる「インタラクティブ・セッション」での報告となります。本セッションは、通常の学会報告とは異なり、会員間の意見交換を主な目的とする試みです。

     

    本科研は、「高等教育機関における新しい「専門職」」の実態把握を研究課題としていますが、同時にこうした立場で働いている方々、かつて働いていた方々、こうした立場に関心をお持ちの方々をつなぐ役割も果たしたいと考えています。そのため、こうしたセッションは本科研にとってとても貴重な機会と位置づけています。

     

    多くの方のご参加をお待ちしております(「でも、そういうお前欠席なんだよね?」ということで申し訳ありません!)。

     

    本科研のウェブサイトはこちらです⇒https://sites.google.com/view/thirdspace/

     

     

     

     

    【近刊】『反「大学改革」論』

    • 2017.05.12 Friday
    • 23:55

    6月に新刊が出ます。

     

    藤本夕衣・古川雄嗣・渡邉浩一編『反「大学改革」論:若手からの問題提起』(ナカニシヤ出版)

     

     

    「「若手」の定義とはなにか?」と聞かれたら「ごめんなさいごめんなさい」という気持ちではありますが、ともかく書きました。担当章は「第七章 居住の移行と大学生活」です。

     

    居住の移行とは、実家を出て一人暮らしをすることとしています。ひとり暮らしをすることと大学生活の関係について考えています。以前から扱いたかったテーマなので、こうした機会をいただけて、とても嬉しかったです。

     

    大学改革は教授・学習場面のデザインに関心を集中させているように思います。しかし、そこからこぼれ落ちるものもあるのではないか、“青年期”にある若者にとっての大学生活という面を「ひとり暮らし」から考えるとどうだろう?ということです。

     

    以下、目次となります(出版社ウェブサイトより)。

     

    第一部 大学改革はどこに向っているのか

    第一章 PDCAサイクルは「合理的」であるか

    (古川 雄嗣)
    第一節 はじめに
    第二節 人間の物象化に対する批判
    第三節 経営学的な無理解に対する批判
    第四節 トップダウンであることに対する批判
    第五節 むすびに代えて

    第二章 産学連携を問い直した結果としての産学連携

    (宮野 公樹)
    第一節 はじめに
    第二節 日本における産学連携の展開
    第三節 文部科学省からみた「産学連携」の問題
    第四節 産業界からみた「産学連携」の問題
    第五節 大学からみた「産学連携」の問題
    第六節 「新しい産学連携」に向けて

    第三章 大学教育と内外事項区分論

    ―「利益の供与」による行政指導の問題

    (二宮 祐)

    第一節 はじめに
    第二節 行政機関から交付される補助金
    第三節 内的事項に対する行政指導
    第四節 おわりに

    第四章 パフォーマティヴの脱構築 
    ―デリダの『哲学への権利』における哲学的大学論
    (藤田 尚志)

    第一節 パフォーマンスとポピュラリティ―現代日本のハイパー・メリトクラシー
    第二節 哲学と制度―脱構築とは何か
    第三節 デリダのパフォーマティヴ論
    第四節 カント大学論の脱構築
    第五節 結論に代えて―大学は「社会への入り口」か「会社への入り口」か

    第二部 学生・院生はどのような状況にあるか

    第五章 教化の場としての大学

    (高野 秀晴)
    第一節 試験対策に臨む
    第二節 「教育史は後回しでいい」
    第三節 「教化」と「教育」
    第四節 教養と受験情報のはざまで
    第五節 用が無用に変わるとき

    第六章 参加型パラダイムは民主化の夢を代替しうるか? 
    ―ポスト代表制の学生自治
    (井上 義和)

    第一節 民主化の夢、ふたたび
    第二節 砦と繭―二つの学生自治観
    第三節 ポスト代表制の学生自治
    第四節 参加型というパラダイム

    第七章 居住の移行と大学生活

    (児島 功和)
    第一節 はじめに―問題設定
    第二節 使用データの概略
    第三節 ひとり暮らしをする大学生の背景
    第四節 ひとり暮らしが大学生活に与える影響
    第五節 おわりに

    第八章 理工系大学院の価値を問う

    (佐藤 真一郎)
    第一節 はじめに―修士の増加と博士の不人気
    第二節 ブラック化する理工系大学院
    第三節 大学院教育の実質化と質保証の問題
    第四節 改善の糸口はあるか
    第五節 おわりに―大学院の社会的役割を問いなおす

    第三部 学士課程教育はどうあるべきか

    第九章 グローバル化時代の大学に求められる「教養」とは? 
    ―日本の「古典」に根差した「実践力」
    (藤本 夕衣)

    第一節 グローバル化への対応は不可避か?
    第二節 「グローバル人材」をめぐる問題
    第三節 グローバル化時代に求められる「教養」
    第四節 学生の生活に根差した学問へ

    第十章 専門教育は汎用的でありえるか
    ―ジェネリック・スキルとバカロレア哲学試験
    (坂本 尚志)

    第一節 はじめに
    第二節 ジェネリック・スキル論の展開とその問題点
    第三節 専門性と汎用性―専門教育は役に立たないのか?
    第四節 規範性と汎用性―「型」の習得は自由な思考を妨げるか?
    第五節 おわりに―ジェネリック・スキル論を超えるために

    第十一章 General educationと学士課程教育 

    ―理念の再導入のために

    (渡邉 浩一)

    第一節 はじめに
    第二節 General educationはどう受けとめられてきたか
    第三節 General educationの概念史のために
    第四節 General educationは何でありうるか

    第十二章 古典語教育の可能性

    (堀川 宏)
    第一節 なぜ古典語教育なのか?
    第二節 古典語を学ぶ動機と目的意識
    第三節 古典語の学習をとおしての気づき
    第四節 古典語教育の可能性

    第十三章 科学史教育の歴史と「役に立つ」こと 
    ―戦後新制大学における科学史教育の位置づけ

    (杉本 舞)

    第一節 科学史とは―大学と学問への批判的視座

    第二節 戦前の黎明期―「余暇」としての科学史
    第三節 戦後の大学基準協会―「一般教育」に役立つ科学史
    第四節 科学史関連科目の設置―動き出す科学史学会
    第五節 科学史家養成の開始―歴史学を目指す科学史
    第六節 大綱化以降の科学史教育―「社会的要請」に乗る
    第七節 「役に立つ」を問う科学史に向けて

     

    論文が出ました

    • 2017.04.20 Thursday
    • 20:49

    論文が出ました。

     

    ひとつは「働くことの不安定化とキャリア教育実践」です。学内紀要の論文になります。

    そして、この論文とセットになるのは「「大衆化した大学」におけるキャリア教育実践の分析」で、徳島大の『大学教育研究ジャーナル』掲載のものです、いずれも大学におけるキャリア教育授業(実践)についての文章となります。

     

    もうひとつは、「高等教育機関における新しい「専門職」:政策・市場・職能の観点から」です。群馬大学の二宮祐先生を代表とする科研チームによる研究です。上記論文と同じ『大学教育研究ジャーナル』掲載となります。

    高等教育改革において、従来の教員でもなく、従来の事務職員でもない新しい「専門職」の必要性が主張され、その導入が図られています。この論文は、その新しい「専門職」の実態はどうなっているのかを、政策、市場、職能という観点から整理したものです。新しい「専門職」としているのは、ファカルティ・ディベロッパー(FDer)、キャリア支援担当者、インスティテューショナル・リサーチ(IR)担当者、リサーチ・アドミニストレーション(URA)担当者、産官学連携コーディネート担当者です。現在この科研では調査を実施中です。今後関連学会での報告を予定しています。

     

    かくいう私もキャリア支援・教育担当者として、非・学部組織で特任教員として仕事をしていた時期があります(今も違った立場での特任です)。最近では大学院卒で大学の世界に残っている方の初職がこうした立場ということも多いのではないでしょうか。こうした立場は、大学の「内部の外部」といいますか、なかなか難しい立ち位置となります。研究である以上、自分の経験やそこで感じたことをそのままぶつけるようなものではありませんが、少なくても本科研に参加した動機として自分の経験があります。

     

    他方、この論文でいうところの新しい「専門職」は大学改革の鍵として主張されることも多く、しかしそうでありながら実態がほとんど明らかになっていません。今後の大学の在り方を考えるうえでも重要な資料になるのでは、なってほしいと考えています。

     

    どうぞよろしくお願いいたします。

     

    【公開研究会】学生を思考にいざなうレポート課題とは?

    • 2016.11.07 Monday
    • 20:07

    度々失礼します。

     

    研究分担者を務める科研にて公開研究会を開催します。

     

    以下、代表の成瀬さんの書いた案内文となります。コメンテーターは「ぜひこの方に!」と私たちが希望していた皆さまなので、とても楽しみです。おまけ(?)として私も入っていますが、がんばってわかりやすく説明したいと思います。

     

    ○公開研究会「学生を思考にいざなうレポート課題とは?」
    【日程】12月18日(日)    13:30-17:00(開場13:00)
    【会場】TKP京都四条烏丸カンファレンスセンター ホール2A
    【参加費】無料
    【定員】80名
    【申込締切り】12月14日(水)
    【主催】科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)「剽窃が困難となるレポート論題の類型化と論題に応じたルーブリックの開発」(代表:成瀬尚志)
    【申込方法】
    以下のフォームからお申し込みください。
    https://ssl.form-mailer.jp/fms/4812a670472281

    【概要】
    学生が頭を使ってレポート課題に取り組むためにはどのような工夫が考えられるでしょうか。本研究会では、学生が頭を使わないと書けないレポート論題分析を中心とした、成瀬尚志編『学生を思考にいざなうレポート課題』について検討します。

    【プログラム】
    司会:崎山直樹(千葉大学)

    13:30〜13:35    はじめに

     

    13:35〜13:50    「『学生を思考にいざなうレポート課題』の紹介」
    児島功和(山梨学院大学)

     

    13:50〜14:30  「学生を思考にいざなうレポート論題とレポート論題タキソノミー」
    成瀬尚志(京都光華女子大学短期大学部)

     

    14:30〜15:30  コメンテーターからのコメント
    コメンテーター:
    松下佳代先生(京都大学)
    伊勢田哲治先生(京都大学)
    西垣順子先生(大阪市立大学)

    15:30〜15:45    休憩

    15:45〜16:10    コメントへのリプライ 
    成瀬尚志、笠木雅史(京都大学)、児島功和
    16:10〜16:55    全体討論・質疑応答

    16:55〜17:00    おわりのあいさつ

    【書籍の紹介ページ】
    http://www.hituzi.co.jp/hituzibooks/ISBN978-4-89476-827-7.htm
    *本書は、科研費(挑戦的萌芽)「剽窃が困難となるレポート論題の類型化と論題に応じたルーブリックの開発」(代表:成瀬尚志)の成果となります。

    【会場へのアクセス】
    http://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/cc-kyoto-shijokarasuma/access/

    【お問い合わせ】
    京都光華女子大学短期大学部
    成 瀬 尚 志
    t-naruse@mail.koka.ac.jp

    PR

    calendar

    S M T W T F S
      12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031  
    << October 2019 >>

    AUTHOR

    profilephoto

    お問い合わせ

    selected entries

    categories

    archives

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM